たるみ・エラ張り・むくみ・左右差をはじめ
頭痛や食いしばりなど改善していくのは
顔だけにアプローチするのでは全く足りなくて。
やっぱり顔を整えるには
(大げさに言えば)むしろ体だけでもいいくらい
ケアするべきなのですよね。
体のどこを施術すると
リフトアップするか、
左右差が整うか、
首や肩のコリが和らぐかなど
見ていく必要があります。
今日は、顔の話ではなく、
結局全身の筋膜を整えると
言っちゃえば髪の毛だって
いつまでも健康な髪の毛が生えてくるよと
考えられる話をしますね。
髪の毛はよく「スカルプケア」と言いますよね。
1. 皮膚(SKIN)
2. 緻密結合組織(CONNECTVE-TISSUE)
3. 筋腱膜(APONEUROTIC-LAYER)
4. 疎性結合組織(LOOSE-CONNECTIVE-TISSUE)
5. 頭蓋骨膜(PERICRANIUM)
の順で並んでいて頭文字をとってSCARP(スカルプ)と呼びます。
髪の毛の関係する層が2番の層で、
動脈・静脈・神経が通っていて
増毛や育毛はここにアプローチするそうです。
ただここで重要なのが3番目の筋膜層。
2番と密接に結合している「帽状腱膜」があるから。
この「帽状腱膜」が締め付けられていると
動脈・静脈・神経が通っていてる2番の組織に
かなり影響があります。
健康な髪の毛を生やすのに悪影響ってことですね!
この帽状腱膜は足から繋がっていて
足から頭まで体の後面を結ぶ筋膜ラインだと下記の通り。
足裏の5本の指から足底腱膜―踵―膝―坐骨結節―仙腸関節(骨盤周辺)
―脊柱起立筋(背中)―帽状腱膜(頭皮の筋膜)ー前頭部の眉間で停止。
つま先から身体前面表層を上向して頭の横<側頭部まで至る筋膜のつながりだと
図の通り、足5本指の表側から始まり前脛骨筋・長趾伸筋(膝部)―大腿直筋(膝から前上腸骨棘)
―腹直筋(恥骨から肋骨)-胸骨筋(肋骨から鎖骨)-胸鎖乳突筋(鎖骨から側頭骨)ー
側頭部まで繋がります。
歩き方や姿勢、日常生活の中でどこかに捻じれが出ると
相互に影響しあい、頭皮の筋膜の位置が歪みます。
帽状腱膜に影響が出ると
冒頭でもお伝えした動脈・静脈・神経が
通っていてる2番の組織にも影響が出る。
なのでこう見ると、育毛や増毛のヒントとして
筋膜の矯正もしたほうがベターということです。